岡山県立大学協力会

[きょう‐りょく【協力】]:目的のために心を合わせて努力すること。

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活動報告書

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シャープタカヤ電子工業(株)を企業訪問しました。

訪問企業
シャープタカヤ電子工業(株)
訪問年月日
2018年8月27日(月)9:00~10:40
訪問者
情報通信工学科教授 伊藤信之
学生4名

訪問内容メモ

シャープタカヤ電子工業(株)で開発中の、79GHz自動車レーダーおよび24GHzセンサの実機デモンストレーションを行っていただき、これらレーダーおよびセンサの特徴、データ処理方法、構成デバイス等につき説明を頂き、質疑応答を行った。

デモンストレーションに付随して、各種測定器(ネットワークアナライザ、スペクトラムアナライザ、シグナルジェネレータ、アップ/ダウンコンバータ)、専用のレーダー用エミュレータ(距離、位相等を自由に変更できる)、電波暗室の紹介と質疑応答。

これらのレーダーを用いた、笠岡空港におけるフィールドテストのビデオを見学させていただき、フィールドテストでどのようなテストを行っているか、課題等の質疑応答。

今後の集積回路工学研究室とシャープタカヤ電子工業(株)との協力体制についての議論。

レーダーも以前からあるCWで測距するだけではなく、ターゲットの抽出、動き、方向等の情報を得るために変調信号で多くのデータを解析する必要が出てきている。が、それらの多くのデータをディジタル回路で処理すると遅延が生じる。車にとってはその遅延・誤認識が命取りになる可能性があり(TESRAの事故等)、今後、高周波回路の高性能化は勿論のこと、高速なディジタル信号処理がより重要になると思われる。

集積回路工学研究室の学生にとっては、自分の研究テーマの高周波回路(そのものずばりでは無いが)が実際に働いているシステムを実感でき有益であった。

また学生には、このようなハード系の仕事をしたいのならば大企業に入ったほうが良い(ケーブル1本、50万円とかする分野なので中小企業では無理)という話をいただいた。

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